テレビ版から大きく飛躍した映画版Gのレコンギスタ・行け!コア・ファイター

映画Gのレコンギスタ・行け!コア・ファイターはガンダムシリーズの系譜にあるテレビアニメGのレコンギスタを再編集し、新規作画や新しいセリフの追加などを行ったものです。ガンダムシリーズの時代である宇宙世紀を経て、リギルド・センチュリーという時代になり軌道エレベーターという施設で宇宙と地球を行き来し、超越したエネルギー源であるフォトン・バッテリーによって人々の生活がまかなわれており、技術進歩の禁止など統制の進んだ作品の世界観となっていますが、こちらの説明もより分かりやすくなっており、海賊部隊によるフォトンバッテリーの強奪事件からキャピタルタワーと呼ばれる世界の中枢を担う地区の軍備の増強が始まり、戦争状況に入っていく中での軌道エレベーターの演出の変化や、軌道エレベーターの駅にあたる施設の外観の大きな変化はテレビシリーズとの大きな違いです。
ガンダムシリーズといえばモビルスーツの迫力のある戦いも大きな見どころですが、こちらも主人公の機体であるG-セルフの目の描写が新しくなっており、目線の演技が非常に生えるものとなっています。また、海賊部隊のモビルスーツ・グリモアの目などもインパクトある演出がみられます。また、テレビ版にはない出撃前の敵モビルスーツ・エルフ・ブルのシーンも迫力があり、次作への期待を持たせてくれます。
キャラクター面ではストーリー初期に退場する重要人物カーヒルと作品のヒロインであるアイーダの関係性がより強く描かれており、セリフや回想などによってより分かりやすいものとなっています。また、主人公ベルリ・ゼナムの心情もより丁寧に描かれており、作品に入り込みやすくなっていることも特徴です。
ストーリーの大筋自体は変わっていませんが非常に新鮮な気持ちで楽しめるため、まだGのレコンギスタを見たことはない方はもちろん、テレビシリーズをすべて見たという方にも新たな演出やセリフだけでなく、大画面で楽しめるという点も含めて映画版は非常におすすめです。